静岡からみかんの便りが届きました。
山崎さんから友情のみかんが届きました。
39年間続く友情の贈り物 <七ツ森小学校の宝物>
12月16日(水)静岡県の山崎正さんからたくさんのみかんが届きました。
39年間続く、友情の贈り物です。
1979年、静岡県にお住いの山崎さんが旅行で小岩井駅を訪れたとき、本校の前身である、旧小岩井小学校の児童と出会ったことが始まりでした。
一緒に写真を撮ったり、お話をしたりして、楽しい旅の思い出を作ったことがきっかけとなり、手紙のやり取りがはじまったそうです。
その手紙の中で、こどもたちから、「静岡県はみかんの産地なんですね。」という便りをもらった山崎さんは、「それなら、子どもたちの喜ぶみかんを贈ろう。」と考えて始めたのだそうです。それから、40年近くもの長い間、毎年みかんを贈ってくださっています。
そのようなわけで、本校の子どもたちはもちろん、そのお父さんやお母さんも、本校あるいは旧小岩井小学校の卒業生はみんな山崎さんのみかんをいただいていることになります。また、子どもたちのおじいさんおばあさんからも、「また、山崎さんからみかんが来る季節になりましたね。」と声をかけてくださるほど待ち遠しい贈り物になっています。
こんな素晴らしい山崎さんにみんなで感謝の気持ちを贈ろうということで、昨年、本校の創立30周年記念式典にご招待しました。
そのとき、山崎さんは、雫石のことについてこんなお話をなさっていました。
「雫石町で大きな飛行機事故があったとき、静岡県の人がたくさんなくなりました。とても悲しいことでした。でもその悲しいニュースが流れた中で、雫石町の人たちが一生懸命になって事故にあった人たちの捜索に当たっていること、悲しい思いでいる家族の人たちのことを親身になってお世話してくださっている地元の人たちがいることを知りました。ですから、本当に雫石町の人たちは素晴らしい方たちがたくさんいらっしゃるのだと感じています。」こうおっしゃっていました。
子どもたちにみかんを贈ってくださっている気持の中には、本当に深い深いやさしさと思いやりが込められているのだと感じています。本当にありがとうございます。(事故で多くの方が亡くなられた静岡県の富士市は山崎さんのお住いの近くです。)
静岡県の人たちと、雫石町の人たちが、悲しい事故の思い出を乗り越えて、友情を深めてきた歴史があることを忘れずに、私たちも山崎さんとの出会いを大切にしてこれからもたくさんの友情を深めて行きたいと思っています。